アクリルとウールってどう違うの?素材選びに迷ったらチェックしたいポイント
寒くなってくると出番が増えるニットやセーター。タグを見ると「アクリル」や「ウール」といった素材名が書かれていて、どちらがいいのか悩むことってありませんか?見た目はよく似ていても、実はそれぞれに違った特徴があります。
今回は、アクリルとウールの違いをやさしく解説しながら、洗濯や毛玉対策のポイントまで紹介していきます。これを読めば、お洋服選びやお手入れのときに迷わず済みますよ♪
アクリルとウール、それぞれの特徴とは?
アクリルは人工的に作られた化学繊維で、石油をもとに作られます。一方のウールは、羊の毛から作られる天然繊維です。
アクリルの特徴は、軽くてふわっとしていて暖かいこと。しかも価格が手頃なので、ニットや毛布によく使われています。ウールは自然のぬくもりが感じられて、肌触りがなめらか。湿気を吸って発熱する性質があり、よりポカポカした感覚があります。
ただし、アクリルは湿気を吸いにくくて蒸れやすく、ウールは高価な分、ちょっとお手入れに気をつける必要があります。
見た目や肌ざわりで見分けるコツ
どちらもよく似ていて見分けがつきにくいですが、触ってみると違いが感じられます。
ウールはしっとりとした質感で少し重みがあります。アクリルはもっと軽くてふんわりした感触。敏感肌の人だと、ウールの方がチクチク感じることもあります。
そして、タグを確認するのが一番確実。ウール、アクリル、または両方を混ぜた混紡(こんぼう)素材など、割合がしっかり書かれています。
アクリルのちょっと困ったところと対策
アクリルは手頃で扱いやすい素材ですが、いくつか気になる点もあります。
- 蒸れやすい:汗を吸いにくいため、室内では暑く感じることも。
- 静電気が起きやすい:乾燥した季節にバチッときやすく、ホコリもつきやすいです。
- 毛玉ができやすい:こすれたところに小さな毛玉ができやすいので、ブラシや毛玉取り器でこまめにお手入れを。
- 熱に弱い:乾燥機や高温のアイロンは避けましょう。自然乾燥がおすすめです。
これらの特徴を知っておけば、日常使いでも困りにくくなりますよ。
洗濯方法の違いをチェック!
アクリルを洗うときは?
アクリル素材は比較的洗濯に強く、自宅の洗濯機でもOKなことが多いです。ただし、毛玉防止のために裏返してネットに入れてやさしく洗いましょう。脱水は短めで、乾燥は風通しのよい場所で陰干しがおすすめです。
ウールを洗うときは?
ウールは縮みやすくデリケートなので、洗濯表示を必ずチェック。中性洗剤を使って、30度以下のぬるま湯で手洗い、もしくは洗濯機の「ドライ」や「おしゃれ着」コースで優しく洗いましょう。脱水も軽く、干すときは形を整えて平干しにするのがコツです。
混紡素材の魅力と気をつけたいこと
最近は、アクリルとウールを混ぜた「混紡素材」の服や毛糸も多く見かけます。これは、それぞれのいいとこ取りができる便利な素材なんです。
ウールのあたたかさとアクリルの軽さや扱いやすさがミックスされていて、発色もキレイ。価格もウール100%よりはお手頃になります。
ただし、毛玉ができやすい傾向は残っているので、こすれにくい場所に気をつけたり、洗濯のときにネットを使ったりと、丁寧なお手入れが大切です。
毛玉ができにくくするためのコツ
毛玉は、摩擦が原因でできやすくなります。肩まわり、袖口、バッグとこすれる部分などが特に注意ポイントです。
- 洗濯前にネットに入れる
- 裏返して洗う
- ドライコースなどのやさしい洗い方にする
- 干すときは形を整えて平干し
- 着たあとはブラッシングで毛並みを整える
毛玉ができてしまったら、毛玉取り器やハサミで優しくカットしましょう。無理に引っ張ると、生地が傷んでしまいます。
まとめ:素材の特性を知って快適に使おう
アクリルもウールも、それぞれに魅力があり、使い方やお手入れ方法を知っていればどちらも快適に着られる素材です。
- アクリル:軽くて暖かく、手入れしやすいけれど毛玉と熱に注意
- ウール:天然素材の心地よさとあたたかさが魅力だけど、デリケートでお手入れに気を使う
素材のラベルや手触りをチェックしながら、自分のライフスタイルに合ったものを選んでみてくださいね♪
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